メール
初級

メールを送りすぎかも?カスタマーリングスで 配信数を制御する方法

日々メール施策を検討していると、「お客様にいろいろな情報をお届けしたい!」という気持ちがありつつも、同時に「ちょっとメールを送りすぎかな?」と気になることはないでしょうか?
 
せっかく作ったメールなので、メルマガ会員の方に楽しく読んでもらいたいですよね。
メールの配信数が多いことで、顧客にプレッシャーを与えてしまっては本末転倒。
「メールが多いな…」と思われてしまわないよう、この記事では、カスタマーリングスで出来るプレッシャーコントロールの方法をお伝えします。

この記事はこんな方におすすめ

・同一顧客へのメール配信数を制限したいと考えている方
・オプトアウト件数が増えてきている気がする方

<概要>

・メルマガ会員はプレッシャーを感じているか?
・オプトアウト件数の確認方法
・プレッシャーコントロールのバリエーション

メルマガ会員はプレッシャーを感じているか?

単発配信のメルマガに加え、細かく配信対象をセグメントしてステップメールを配信していると、メールの配信設定が増えていくかと思います。個々の顧客にマッチした施策を意識しているからこそ、増えてしまうもの。
配信設定が増えてしまうこと自体は悪くありません。
 
ただ、いろいろな配信条件にマッチする方がいらっしゃった場合、1人の方に何通もメールが届いてしまうこともあります。
配信数が多いと感じる状態が継続すると、メルマガの配信停止(オプトアウト)を選択されてしまうことも…!
 
そのため、オプトアウト件数の推移によって、メルマガを拒否する方が急に増えていないか、定期的に確認するようにしましょう。

オプトアウト件数を確認する際の2つのポイント

オプトアウト件数を確認する場合、大きく2つのポイントに注目して確認をしましょう。
 
ポイント① ある時点からオプトアウト件数が増加していないか?
「メルマガ停止日」のように、配信停止手続きをした日の日付情報が連携されているようでしたら、顧客分析の時系列グラフ(顧客データ)で人数の推移を確認します。
 
もし、どこかの時点からオプトアウト件数が増えてきていたら、「その頃からメール配信数を増やしていないか?」、「メールの内容に問題がないか?」などを確認してみましょう。
 

 
時系列グラフ(顧客データ)の設定方法は下記FAQをご参照ください。
 
【FAQ】会員登録日や解約日、初回購入日の顧客の推移が見たい(時系列グラフ 顧客データ)
https://www.pa-solution.net/as/scope1/paccr/web/Detail.aspx?id=771
 
 
ポイント② どの顧客層でオプトアウトが増えているか?
オプトアウトが増加している時期を特定出来たら、さらに、オプトアウトをしている顧客層に偏りがあるのかどうかを確認してみましょう。
この時、メール施策の対象セグメントに使用している属性で、オプトアウト件数の内訳を確認すると、オプトアウトの原因になっているものを推測しやすくなります。
(例:年代、性別、購入回数、会員登録日からの経過日数など)
 
もし特定の顧客層でオプトアウトが増えているようであれば、その顧客層を対象にしたメール施策について、「配信数が多くないか」、「訴求内容に問題がないか」を確認しましょう。
 
例えば、下記画像のように、オプトアウトした方の中に、“累計購入回数が2回“の方の割合が高いようであれば、F2顧客向けの施策を確認します。
そして、例えば、配信数が多くなっているようであれば、F2顧客向けの施策を配信中は、全体メルマガの配信対象から除外する、など配信スケジュールの調整を行います。
 


設定方法は下記FAQもご参照ください。
このFAQの“購入金額”の項目を“購入回数”へ変更すると、上記と同じグラフを設定することができます。
 
【FAQ】購入金額別の顧客件数を知りたい(クロス分析)
https://www.pa-solution.net/as/scope1/paccr/web/Detail.aspx?id=702

【参考】「メルマガ停止日」がない場合
「メルマガ停止日」がなく、顧客属性の「メルマガ可否」の情報のみがある場合、現時点でメルマガ配信を希望していない方の人数はわかりますが、どの時点でメルマガ配信停止をしたのかが分かりません。
その場合、カスタマーリングスの「顧客属性履歴」の機能を利用し、指定のタイミング(例:毎月末など)で定期的に、その時点の情報を履歴として保存しておくようにしましょう。
 
設定方法は下記FAQにも記載がありますが、興味がある方は一度サポートデスクまでご相談ください。
 
【FAQ】過去時点の顧客情報を自動保存したい。先月から会員ランクがアップした顧客を抽出したい【顧客属性履歴】
https://www.pa-solution.net/as/scope1/paccr/web/Detail.aspx?id=856
 
その上でパターン①と同じように時系列グラフを使用すると、オプトアウト件数の推移を確認することができます。

プレッシャーコントロール(配信数の制御)方法

メール配信数を減らしたい場合、メールの配信スケジュールを見直すこと以外に、
カスタマーリングスの便利な機能を利用すると、顧客ごとに配信数を制御することができます。
 
方法① 1人の顧客が1日に受け取るメール数を制限する
メール設定の”一定以上送信しているユーザには送信しない”という機能を利用すると、同じ顧客に、1日に送るメールの通数を制限することができます。
制限通数に達した後のメールは、配信されませんので、1日にメールを送りすぎることを防ぐことができます。
 

 
設定方法は下記FAQもご参照ください。
 
【FAQ】顧客1人に対し1日に配信するメールの通数を制限したい
https://www.pa-solution.net/as/scope1/paccr/web/Detail.aspx?id=598
※ただし、同じ時間帯に複数のメール設定がある場合は、制御ができない場合もありますので、ご注意ください。
 
方法② 1人の顧客が任意の期間に受け取るメール数を制限する
1日ではなく、2日以上の任意の期間(3日間や1か月間など)に受けとる配信数を制御したい場合は、まず計算属性(顧客)を利用し、各顧客の特定の期間のメール配信数をカウントします。
 
 
 
その後、その計算属性(顧客)を使い、一定数以上のメールを受け取っている顧客は配信対象のセグメントから除外するよう設定します。
 


下記FAQもご参照ください。
 
【FAQ】グループを作成したい(特定の期間に特定のメールを配信をした人)
https://www.pa-solution.net/as/scope1/paccr/web/Detail.aspx?id=1382

まとめ

いかがでしたか?
「最近メールを多めに配信しているかも」と気になっている方は、まずオプトアウト件数を確認するところから始めてみてください。
 
ライター:青山