このシリーズでは、今すぐ施策を開始したい方の為に、カスタマーリングス設定の一連の流れをご説明します。
今回は「リピート促進メール」の設定方法です。

・基本的なメール設定の方法は知っている方
・定期メール施策の設定方法の流れを知りたい方
・今すぐ「リピート促進メール」を送りたい方

・事前準備
・Step1：セグメントの設定
・Step2：メール設定
・さいごに

設定を始める前に、以下の点を決めておく必要があります。
それによって、セグメント条件や用意する文面の数も変わってきます。

①配信対象者
②配信タイミング
③配信頻度
④コンテンツ内容


リピート促進メールの場合は「F1からF2」「F2からF3」のリピートがない、など
リピート購入を促進したいターゲット層を設定する必要があります。
今回は「F2からF3のリピート促進」を例にして、ご案内します。


まずは　①配信対象者
「F2からF3のリピート促進」とした場合、よくある配信対象者の抽出としては
「購入回数が2回で、2回目購入から●日経過した方」という形です。

何日後が良いのかはビジネスモデルによって異なります。

すでにF3のリピートがあるお客様を対象に
「F2→F3への引き上がり日数分布」などを作成し「引き上がりやすい日数」を確認した上で
配信対象者の設定を行いましょう。






続いて　②配信タイミング
基本的にはお客様がメールを開封しやすい時間帯、
例えば通勤時間や休憩時間に配信される場合が多いです。
また、カスタマーリングスには「最適時間帯配信」という便利機能もあるので
こちらをご活用いただくのもおすすめです！


次に　③配信頻度
上記の「F2→F3への引き上がり日数分布」を確認しながら配信頻度を決定します。

よくある事例としては、2回目購入後最初の1か月は週1回や、10日に1回ペースで配信し、
2か月目以降は15日に1回ペース、月1ペース等に頻度を落として3ヶ月経過までフォローするケースです。

こちらもビジネスモデルによって異なりますので
これ以上フォローを続けても休眠顧客になりそうなポイントを見定めて
それ以降は「休眠復活フォロー」の施策に移行する、等をご検討ください！


最後に　④コンテンツ内容
よく、「どのような内容にすればいいか悩んでいる」とご相談いただくことがあります。
リピート促進施策の場合は「一度は購入しているお客様」を対象としておりますので

・前回購入の商品をメール本文に差し込み「前回●●商品購入後、ご状況はいかがでしょうか」と
　購入後の状況を気にかけていることをお伝えする内容
・定期アイテムの訴求であれば、同じくらいのご利用期間のお客様の声を集めて
　「続けることで効果が実感できる」というメッセージをお伝えする内容
・定期アイテムで、前回購入からしばらく間隔が空いてしまっている場合には
　改めて「正しい使い方」を訴求する内容

など、お客様に「続けて購入したい！」と思っていただける内容を
訴求されている企業様が多いようです。

事前準備で決めた配信タイミング・配信頻度に合わせてセグメントを設定します。
今回は「F2からF3へのリピート促進」を例にしておりましたので
セグメントの設定についてもこちらの例をもとにご紹介します。

まず「2回購入した」お客様を抽出するために「累計購入回数」の計算属性を準備します。
計算属性（履歴）の機能を使用して、お客様ごとの「累計購入回数」を算出することができます。

（参考FAQ）計算属性（履歴）を作成したい。（累計購入回数）
https://www.pa-solution.net/as/scope1/paccr/web/Detail.aspx?id=1084


次に、「2回目購入日から●日後」の指定を行うために
「2回目購入日」の計算属性を準備します。



それではいよいよセグメントの作成です。
メール配信を行うためのセグメントになるため「メール配信可能なセグメント」の
配下に作成するようにしましょう！


次に、「2回購入した」という条件を設定するための属性を選択します。

購入回数が「2回目」の顧客を抽出する場合、
　[属性値]＝2　　となるように条件を設定しましょう。


これで、「2回購入した」お客様が抽出できました。


続いて作成したこのセグメントの配下に
「2回目購入から●日後」になったお客様を抽出するセグメントを作成します。
（例として　2回目購入から3日後　のお客様を抽出します）


次に、「２回目購入から●日後」という条件を設定するための属性を選択します。


定期配信メールを送る場合は、期間指定(リマインド)でセグメントを作成します。
本日を起点に対象者を集めるため、一度設定すると、あとは自動で「今日が2回目購入から●日後」のお客様が集まります。

次はメールの設定のポイントについてご説明します。

メール設定を新規作成する場合、後々の効果測定のやりやすさも考え、施策別などでフォルダ分けをしましょう。



グループ指定で、Step1で作成したセグメントを選択します。


配信タイミングは必ず”定期”にチェックを入れます。
そして、定期送信設定で毎日何時に配信するかを設定します。

また、施策の終了日が決まっていない場合には、”配信終了日を無期限にする”にチェックを入れましょう。

いかがでしたでしょうか。

特定のF層でリピート顧客が減っているな...とお悩みの方や
まだリピート促進施策を実施されていない方はぜひご検討ください！

この記事を見てやってみようとしたけど、やっぱり設定方法がよく分からないな…という場合は、
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ライター：久恒

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